ザクセン
ザクセン(Sachsen [1] , 低ザクセン語: Sassen, 低フランク語、蘭: Saksen、英: Saxony)は、ドイツの地域名。
現在は単にザクセンと言えばザクセン州を指すことが多い。しかし、州名にザクセンを含む州は他に
ザクセンの変遷 [ 編集 ]
古代、ユトランド半島南部のホルシュタインの辺りにザクセン人が住んでいた。
1296年にザクセン公国は西のザクセン=ラウエンブルクと東の
1806年、ナポレオンにより、(ザクセン=ヴィッテンベルクの)ザクセン公国は、
フランス帝国崩壊後、1815年のウィーン会議により、ザクセン王国の北半分はプロイセン王国に割譲され、ザクセン県( Provinz Sachsen 、 provinz は州とも県とも訳すがのちのザクセン州と区別できるよう県とする)となった。おおよそ、ザクセン県はザクセン=アンハルト州、ザクセン王国に残った領土はザクセン州に相当する。
1918年のドイツ革命後のヴァイマル共和政下では、ザクセン県はプロイセン自由州 のザクセン県、ザクセン王国はザクセン州となった。
1944年、ザクセン県はマクデブルク県とハレ=メルゼブルク県に分割されたが、ソ連占領時代の1945年、両県と、かつてアンハルト公国だったアンハルト自由州などを統合し、ザクセン県が生まれ、その年の内にザクセン=アンハルト県、1947年にザクセン=アンハルト州と名前を変えた。一方イギリス占領地では、1946年にいくつかの小さな州や共和国を統合しニーダーザクセン州が生まれた。
東ドイツ時代の1952年には東ドイツでは州が廃止され、5州が14県に再編されたが、東西ドイツ統一直前の 1990年、ほぼ(完全にではない)同じ領域の州が復活した。